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朝市を始めたころの朝市成功のバロメーターはやっぱり来場者の数だった。いっぱい人が来てくれれば成功で少なければ失敗、そういった基準で成功か否かを判断してきた。

それが最近は違ってきた。来てくれた人の数はもちろん大切でもそれより更に大切なことに気がついた。それは来てくれた人と店子さんの笑顔がいくつあるか。ということ。いくら大勢に人たちで朝市に賑わっていても楽しくなければ、笑顔がなければ意味がない。

平成17年最後の朝市。寒い日ということもあってお客さんの数は思ったほどではなかった。ところがなぜだか店子さんたちが楽しそう。人が少ないことをいいことに自分の店をほっぽらかして他の店に行って話し込んでいる。

隣の店から「お客さんだよ」と声をかけられ急いで帰ってくる始末。もちろん品物が売れるに越したことはない。でも朝市で知り合えた仲間と月に一回のご挨拶と近況報告だって大事なんだ。といわんばかりにお話に花が咲いている。

そして店子さんが楽しそうなら来てくれた人だって自然とその雰囲気が伝わって楽しくなる。やがて至る所で笑顔というか、ガハハハハッといった笑い声が聞こえてくる。

というわけでかつぬま朝市成功か否かの鍵は店子さんの笑顔ということになっております。