〜企業家の卵たちの練習場所に〜


こんなことは実現するわけはないんだけど。

かつぬま朝市の場を経済特区にしたい。

例えばここにパン屋を夢見る人がいるとする。

こだわりをもったパン屋で修行をしておいしいパンが焼けるようになった。自分自身のなかでパン作りにへの色々なアイディアが浮かぶようになった。

パン屋を開きたい。自分の生まれ育った勝沼で。でもこんな田舎の勝沼でお客さんは来てくれるのだろうか。私の作るパンは勝沼の人たちの口に合うのだろうか。

とりあえず練習してみたい。だってまだ工房がないから自宅のオーブンで焼いてみるしかない。パンを焼いて皆に配って食べてもらっても気を使って「おいしいよ」としか言ってくれない。本当に商品として価値があるのだろうか。

月に一度でいいから練習する場所がほしい。私のつくったパンを実際に売ってみて売れるのか。買ってくれたお客さんは満足してくれるか。どんな味が好みなのか市場の調査もできればいいなあ。

ところが、今の法律では練習(家でつくった食品を売ること)はできないことになっている。しかるべき許可を受けたところでしかるべき人の責任の下で製造され、しかるべき内容表示されたもののみしか販売することはできない。

どうにか月に一度のことだからかつぬま朝市を特区にして規制緩和はできないものだろうか。食品を扱う企業家の卵がかつぬま朝市の場で公然と練習ができないものだろうか。