第40回かつぬま朝市レポート〜春雨じゃ濡れて参ろう〜
20070506(ゴールデンウイークの最終日)

かつぬま朝市には雨が降らない!なんて高をくくっていたら見事にやられちゃいました。ただ・・ある情報によれば甲府方面はものすごい降りだったとのこと、ということはあの少雨はガッチリかつぬま朝市が踏ん張っていたということ。ただし・・もうひとつの情報によると大月方面は雨など降っていなかったとのことでした。なーんだ。

でも元気な朝市ができました。来場者は思ったよりは多くて(だってこんな天気じゃ外出たくないでしょ、しかも足元悪いし)うれしかったです。

そしてなにより雨にもかかわらず出店してくださった皆さん本当にありがとうございました。中にはけっこう雨を楽しんでいる様子の方も。さらにうれしかったのは「うちに商品は雨には弱いから」と参加できない方々が応援に。私を見かけて「すいません今日は・・」いいんです、いいんです。

来場者が少ないのをいいことにふらふら各店舗を彷徨い歩く人も。「相互扶助!雨のときはお互い助け合いましょう」と大声で叫んで失笑をくらいました。虎の子の売上金を全て使い果たした出店者も数多く・・・。これだからかつぬま朝市は罪です。


今しか食べられない勝沼の珍味ぶどうの芽の天ぷら!振舞っちゃったし

メルローさ!
巨砲さ!→巨峰でした(ご指摘いただいたnさんありがとうございました)
ピオーネさ!
かつぬま朝市さ!雨でも・・
ジューッとこんがり お口の中へ。
あっつつっつう・・・・でも、おっいしーい!!
どうだうまいか〜もっと食え(黄色)


つ、ついにその時が訪れてしまった・・・。

かつぬま朝市ノーレイン伝説の終焉。どこの天気予報を見たって朝からのオンパレード。(ついに思い出してしまったあの悪夢。それでも結構楽しんだ悪夢はこちら


会場に着いた朝5時前。まだ雨は降っていなかった。でもこりゃ間違いなく来るなあ・・。と甘利氏。

借りる予定のテントが間に合わず、日よけのテントに運び込んであった机や荷物を移動。私、寒いながら半袖で作業。そしたら小澤氏

「はいよ、コーヒー」

うわあうれしいなあ。暖かいコーヒーで身も心もポカポカに・・・

冷てぇ!キンキンに冷えてるじゃん。「なんだよ寒いの?だめだなあそんなんじゃ気合が入ってないなあ」って小澤氏。今日は変にポジティブ。しかも雨雲にうれしそう。やがて降り行く雨、もしかしたら小澤氏、畑のために雨乞いしちゃったり、照る照る坊主を逆さまに吊るしちゃったんじゃないの?


ほらほらついに来ちゃった雨


いったいこんな雨でお客さん来てくれるのかしらん。

でもほら
お父さんとお母さんは相合傘、お兄ちゃんは青の雨合羽、弟は緑。いいっすねえ。



でもほら!雨降っていても楽しいそうでしょ!

第40回なので(というかタダ単にこの季節しか出せないぶどうの芽のてんぷらを振舞っちゃいました。
←朝市の名物親父、久々に登場。居酒屋乃んきのマスター
おい、鍋がねーじゃんか。おい、小麦粉がねーじゃんか。で2回も取りに帰ったマスター。ゴメンね私の準備不足で→






雨ニモマケズ、ワインセミナーも開催
レポートはこちら




朝4時から標高1000メートルに駆け上がりコシアブラを採取してきた坂本(サ)氏。背負い籠姿で終始ご機嫌。



ほのぼの勝沼さんのつるりん柚子こんにゃくとモロヘイヤこんにゃく


三島から出店の天神原クリエイティブ(ヌーヌー、麺、パスタなどを販売)の浅倉さん。どうやら三島は武田家に仕えた武家の末えいが住み着いた地らしい。小田原の北条氏を攻め込むときに三島城も攻め落とそうとして苦戦、その時じゃないのかなあ・・と実は私もその末えいかも?と熱く語った浅倉さん。


木工の三井さんにもお願いしてテントを余分に持ってきてもらいました。みそ工房さんにも「テントありますよ」と声をかけたら「大丈夫です!車で出店してみます」



マシュマロさん雨でテンションが下がりオークションは中止。でも神様は現れるもの。オークション用においてあった全部の皿を買いたいという奇特な方が現れた。ありがとうございました百K園の奥様


初出店の山梨コープさん総勢8名ほどで参戦。各陣営を回り試食のヨーグルトをプレゼント。お客さんがはけた頃は交代でお買物ツアー。さすが台所を預かる奥様のお目は高かったです。



甲州市にとって変わり、今回から観光案内所“かつぬま案内処”を運営するかつぬま文化研究所のmakkiさんとhiraさん。勝沼のことならなあーんでもお答えしますとばかりに勝沼町誌も用意。とんでもなくポジティブです。この方々がかつぬま朝市で専用通貨を発行するという噂もあります。


突然姿を消した朝市会の陽一君。相棒の睦男君にお店を任せてどこへやら。するとどうでしょう。対岸のテントで座り込んでいる彼を発見。顔に似合わずなにやらヒーリングを受けている様子。珍しく黙って椅子に座っている。
こんな神妙な彼をみたこたあーない どうだった?と聞くと「肩にズキッときました。今まで感じたことのない気持ちよさ!」大丈夫かか陽一君


駄菓子屋のyこちゃん暑さを見込んで「私の駄菓子が溶けちゃうんで・・・」というドタキャンの言い訳を考えてきたらしいけど、涼しい気温の中、しかも雨でドタキャンの理由はミエミエ。「雨だとわたくしのお化粧ののりが悪くて・・」という程度の理由なら笑って了解!しちゃうかも。
珍しく真剣にドタキャン理由を述べるy子ちゃんとかまわず後ろでガハハとおどける虹やさん



「人手が足りなかったり朝市の日に限ってお葬式があったりして数回お休みしちゃってごめんなさーい」と元気に現れた沼津の干物屋金龍丸さん。海のない山梨の皆が待ち焦がれていましたよ。



enfantさんの新作品がまぐちを取材していたら・・やたら元気な声が。息子さんがお母さん自作のこいのぼりを片手に椅子の上で歌(きっとこいのぼりの歌だとは思います)を披露してくれました。





日々さん、ご夫婦で出店。次のステップに向ってまい進中です。そしてここのご主人醸造用のぶどうをたくさん作っている職人さん。きっと何かこのお二人から生まれる気がします。


「連絡しないでも毎回出店で申し込んでおきたいんです」わあーうれしいよなあ。かつぬま朝市出店を楽しみにしてくれています。和風小物、ビーズ小物の三沢さんたちです。


木工の三井さんと包丁とぎの三井さん。ガッシリとスラーとした体型で似てはいないのだけどご兄弟。お二人の会話を聞いていると喧嘩しているようなんだけどものすごく仲がいい。かつぬま朝市も裏側ではこのお二人にも支えられちゃっています。

←「今度さヤフーに出品すっからさあ」まさか出張包丁とぎでもやるのかと思ったら兄貴がつくる木工品を売るんだって


卵にも色々な種類があるんですね。しかも色まで違うし。愛菜耕房さん「色を見せたいんだけどパックだと持ち運びのときに割れちゃ困るからと取り出だしたのが武田の四菱型化粧箱の試作品。この中に入れればほらぶつかっても割れないでしょ。



薄緑のアローカナ
東京鳥骨鶏


朝市の人気のひとつがこれユリの台所の手作り餃子。もちもちっとした厚めの皮でくるまれた野菜たっぷり卵入り(たぶん)の餃子。その場で皮をこしらえます。試食をいただいた人は病みつきに。

餃子の焼き方のコツもおしえてくれます


ブーツカットに下駄履きのお兄さんを発見。だれかと思いきや出店者の納屋工房さんじゃありませんか。木の実のアクセサリーを扱う納屋工房さん。雨での出店ができないので応援に駆けつけてくれました。
次はもっと昭和チックに パンタロンでいかがでしょう


雨の中、ここはやけににぎやかでした。というのも、雨のためにひとつのテントに3店まとめてフリマ出店。

甘利さんちのフリマ enfantさん
greenさん



「ウエブマスターさん!ちょっと来て来て」「どうどう?朝市でもこういうのやらない?つくらない?」ワインセミナーから呼ばれて行って見るとひとりの若者がtシャツを見せてくれました。そこにはフランスのシャトー(ワイナリー)がワイングラスとともに書いてありました。醸造家のhiraさんに聞いてみるとどうやらリーデル(ワイングラスメーカー)のtシャツらしい。「これ朝市でつくって各ワイナリーの宣伝してあげたらどう?」ってワインエキスパートのsさんセミナーに参加されていた皆さんと共にその気になっちゃってました。


かつぬま朝市としては無理かもしれないけど、ワインセミナーでtシャツは作れるかも。でもこのワインセミナー、ものすごくサービスしまくちゃっているのでその辺の経費が捻出できないかも。

でもひとつの目標として狙っていきたいとおもいます。

勝沼のグラスのこの二人を表にプリントすりゃーいいんだよ!とお父さん 岡崎市からご家族でいらした皆さん。素晴らしいご提案ありがとうございました。 未成年さんも巨砲ジュースで利き酒の練習


朝市も終わりかけた頃、ぶどうの芽の天ぷらを揚げてくれた乃んきのマスターと若者がうずくまって何やらコソコソやっている。

よくみると黒いケースを開け始めていた。

黄色「おい、約束の品は持ってきたんだろうなあ」
黒「ヘイ、その辺はぬかりなく」
と、言ったかは定かではないがどうもこの二人怪しい。

いいか誰にもみつからなかったか?と言っているような雰囲気


しかも、何か刃物の柄のようなものが見えている。ヤベぇ、なにか事件でも起こそうとしているのか。この平和なかつぬま朝市で。


おい約束のものと違うじゃねーか?と言っているような雰囲気
実は・・・この若者、一端の料理人を目指しておりまして、かつては花の東京のど真ん中で腕を奮っていたマスターにその心構えを伝授してもらっていたのでした。ジャンジャン。