前日の準備で朝市会の甘利氏「大丈夫、明日は降っても午後からだよ」
そしてそれをすっかり信じた私。準備のため早朝4時に起きて外を眺めると・・・あっちゃあー白銀の世界

甘利氏は、この界隈では篤農として知られ、ということは天気の予知能力も優れているはず!だとすっかり思い込んでいたのに・・・。
さらに珍しく遅れて6時ごろ来た小澤氏。着いていきなり「今日やるのケ?」珍しくネガティブ。

「やるさ」と私。午前6時甘利氏は看板設置に、私は仕入れに。すると携帯電話が鳴った「ウエブマスターさん、登って来れないわよ」山間のお豆腐の仕入先さんから。「今、作る前にお父さんと話してて、朝市できないかもって言っていたところ」
そうだよなあ。出店者さんたちにも“天候が悪くてもやります”とは言って、無理して支度して来てもらっても、お客さんが来てくれなくては申し訳ないし・・・・
ーあの〜もしかしてキャンセルできますか?に「大丈夫ですよ」
どうしよう・・・。「雨が降っても、雪が降っても、槍が降っても」なんて、自分たちの意気込みだけを出店者さんたちに押し付けちゃいけないよなあ。
「じゃ申し訳ないんですけどキャンセルさせてください」!!
その手で小澤氏と甘利氏に中止の連絡。その頃、甘利氏は看板設置途中、会場周辺の坂道で不幸にもスリップ事故を起こしていた車を助けていたのでした。
「そうだよね。朝市の関係で事故でも起こったら困るよね」ということで中止の決断は合意を得ました。
私はそのまま自宅に戻り、ホームページで中止を告知して、連絡の取れる全ての出店予定者さんに電話とメールで中止の連絡「早朝から申し訳ございませ〜ん」。
でもどうしても電話番号が変わったりと3人の方と連絡がとれず。でもpcメールを送れるところだけは送っておきました。
そしてすぐにのぼり旗や看板の撤去しながら
 
会場に行くと
地主のシャトレーゼワイナリーのマドンナさんがお仕事前に様子を見に来ててくれていました。

会場では小澤氏、甘利氏に加え、バリ島帰りでバリ島で3世気取りをしてきたマシュマロさんが様子を見に来てくれていました。

片言の英語と急遽覚えた現地語とへんてこな日本語でバリ島の人たちや他の観光客を混乱の渦に巻き込んできたようです。
「“私のおじいさんは日本人なんです”とひと言いうと皆俺のことを3世だと思い込んじゃう。うそも隠しも無いでしょ。おじいさんは日本人だよ、お父さんも日本人だけど」

と寒〜い会場を暖かくしてくれました。
さて、私はといいますと、苦渋の朝市中止の決定にて緊張が解け、マドンナさんと雪だるまづくりにいそしんでしまいました。
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