かつぬま朝市ワインセミナーレポート by篠原
第35回ワインセミナー 20090905




参加者  県外26名  県内2名  計28名
講師  大山ソムリエ  篠原シニアワインエキスパート
アシスタント   のぶ子さん

ワインリスト
1 甲州ヴィンテージ2006 勝沼醸造
2 ベリーAヴィンテージ2006 勝沼醸造
3 勝沼甲州樽醗酵2008 潟Vャトレーゼベルフォーレ ワイナリー 
4 ワインを楽しむ会 甲州一升瓶 2009 新巻葡萄酒



料理
1 カリフラワーのピクルス
2 お刺身コンニャク+甘味噌
3 クラッカー+ディップ
4 えっ! なにこれ?サンド その3
5 ぶどう (ふじみのり) 

レポート
9月に入ってもまだまだ猛暑。勝沼の気温が35度〜37度を行ったり 来たりしています。悩みの葡萄のベト病ですが、甲州市内の畑でも約7割が被害を受けたそうです。

ベト病は気温が20度位が最も威力をふるうそうですが、我が家の甲州ぶどうはこの暑さで何とかストップしているようです。もう淡いピンク色が付いてきてとても可愛らしい。ガンバレガンバレと応援しています。

9月の朝市、真夏の太陽の下、我がワインセミナーには猛暑にもめげず、熱い思いの方々総勢28名が参加してくれました。予約の方だけで超満員、当日申し込みの方お断りして申し訳ありませんでした。これにこりずに又お越しくださいね。

テント3張りをつないだ下に、いつものテーブルの外に自宅から持参した組み立て式のテーブル2台を付け足して、それでもまだ窮屈そう。大勢のお客様を前にして大山ソムリエも大感激。甲州ぶどうのお話、甲州種ワインのお話、ワインテイスティングと少し興奮気味で、テンションが上がります。

に今回は、ワインとの相性をみる試食のおつまみに、「えっ!なにこれ?サンド」第3弾として、大山ソムリエお手製のキーマカレーのサンドをご用意しました。実はこのカレーは、9月24日にオープンする大山ソムリエのカレーのお店で提供されるものです。甲州種ワインとカレーのマリアージュも楽しめるそうです。このカレーをいち早く皆さんに味わってもらおうという企画です。本日は、甲州ヴィンテージ2006とベリーAヴィンテージ2006で味わいました。

カレーのサンドで盛り上がった後、更に今回は、スペシャルゲストをお招きしました。シャトレーゼ ベルフォーレワイナリーの西島さんです。

シャトレーゼ ベルフォーレワイナリーは、先日行われた国産ワインコンクールで見事金賞を受賞し、更に最優秀カテゴリー賞の栄に輝きました。シャトレーゼ ベルフォーレワイナリーさん本当におめでとうございます。そして、造り手のお話を聞きながら、なんとこの金賞ワインを味わってしまったのです。これぞこの「かつぬま朝市ワインセミナー」の醍醐味だと自負しています。

「勝沼甲州樽醗酵 2008」 潟Vャトレーゼ ベルフォーレワイナリーアタック(口に含んだ第一印象)はなめらかで口に入った途端にワインのボリュームが感じ取れる。やわらかな酸とたっぷりの果実味、甲州特有の軽い苦味が一体となって非常にバランスが良い。しっかりとしたボリュームのある辛口の白ワインです。

造り手のお話から、こつこつと真面目にワインに向かう真摯な態度がうかがわれ、そういう努力の結果がこの金賞ワインを生み出したのだと思いました。

素晴らしいワインを味わった後、もうひとひねり勝沼の文化を味わっていただきました。一升瓶ワインを湯飲み茶碗で飲む勝沼流です。湯飲み茶碗にワインを注いでいる私に、「これはお茶ですか?」と聞かれた方がいました。「はいおちゃけです。」とすかさず私。同じワインでも飲む器によって味わいや気分が変わって感じられます。時には勝沼流でリラックスして飲むのもいいものです。「茶碗で飲む時は、茶碗を回さなくてもいいです。」の大山ソムリエの言葉に一同大笑いでした。

いしいワインと楽しいお話に酔いしれた皆さんに、セミナー終了後にもうひとつおまけがありました。かつぬま朝市で観光案内をしてくださっている三森さんの垣根栽培畑を見学させていただきました。きれいに手入れされているカベルネソーヴィニヨンの畑で説明を受け、試飲までさせていただきました。2001年のカベルネソーヴィニヨンが、まさに今飲み頃を迎え、とてもおいしかったです。三森さん本当に有難うございました。

今回のセミナーは、猛暑の中をやって来てくださった皆さんに感謝して、おめでたい最高のおもてなしをさせていただきました。


書き込みノートより
・36度C ホットな日でしたが来てよかった。
・2回目ですが楽しかった。
・ワインを比較して飲んで、違いがわかった。 
・「甲州ワイン」というひびきが大好きになりました。 などなど