気の持ちよう
連休の2日間ぶどうの丘春風ワイン祭りに出店。昨年のぶどう祭りでは(大雨で)コケて赤字っちゃったんで、かつぬま朝市の健全運営のためにも運営資金調達にがんばるぞ。ということで2日間述べ40人ほどのスタッフを送り込み、意気込んで出店。

初日、天候にもものすごく恵まれ絶好のコンディション。スタッフも集合時間の前には到着して準備をはじめていい感じ。調理販売を朝市キッチンのSさん、直売を朝市会のS氏が中心となって店作り。

そうこうしているうち、観光客の皆さんがどんどん会場へ。さすがぶどうの丘、9時半には結構の数の人が来ているようだ。こちらはまだ準備が間に合ってなくって。それでも売れるものは売っちゃいましょう、ということで販売開始。

「あのーレジ袋はどこですか?」「お釣り!お釣り!どこにある?」「これどうやって食べるの?」というパニック嵐が吹き荒れつつ開店。

スタッフもそれぞれ立ったまま持ち場でがんばっている。暑かったので「スタッフ用」兼「振舞い用」に麦茶を用意したんだけど。客寄せのため売れ行きが芳しくないブースへ持っていったらスタッフが飲む分もなくなっちゃって。

昼も手が空いた人からぶどうの丘の従業員の賄い食を食べに行って、またすぐに店にもどって大奮闘。というわけで終わる頃にはもうみんながんばりすぎてへとへと。朝市のキッチンのSさん曰く、立ちっぱなしで足が棒のよう・・・みんなお疲れちゃんの様子で笑顔は無かった。

2日目・・・せっかくのイベントなのに自分達が楽しまんといかん!と気付き、スタッフ専用にアイスコーヒーと麦茶を用意。そしてスタッフがいつでも休憩できるようにレイアウトを変えた。開店の準備が終わって私ハンドマイクを握った。

「皆さんご苦労様です。えー今日のテーマは『楽しんでやろう』です」すると誰が「じゃ、昨日のテーマは?」えーと別に考えてなかったけど・・・するとまた誰かが「働け?」と小さな声。私すかさず指パッチンして「昨日は『稼げ!死ぬほど働け!』でした」ここで大爆笑。

「今日は思いっきり楽しんでください。昨日担当だった人はごめんなさい。今日は飲み物も休憩も自由にとってください。笑顔を忘れずにおねがいしまーす」全員が「はああああい」ということで開店!

すると不思議、初日は売れ行きが悪かった食品もいい感じで売れてきた。気の持ちようだなあ。初日でへとへとに苦労された皆さん、ごめんなさい。
●平成17年5月
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