はじめの会 |
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佐藤隊長よりあいさつ
調査の意味と目的、調査方法、役割分担など |
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魚隊隊長の雨宮さすがの一番乗り |
今回最年少の参加者俊君(3歳) |
大貴君、丈貴君、洋介君 |
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福祉衛生課小林課長さんも参加してくれました |
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--草刈隊 調査開始その前に生い茂った草を鎌で刈り取る草刈十字軍。今回は彼らなくして調査隊は隊務を遂行できなかった・・・ |
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ラジオk-webの取材として呼ばれ、何が何だかわからないうち草刈隊を任命された陽一君と睦生君(朝市会&radio k-web) |
突然こんなブッシュの草刈で俄然張り切るお2人。 |
最初の一箇所でとんでもないところへ連れて来られたことを悟ったお2人。やがて私に生ビールをせがみ始めた・・。 |
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--川の様子しらべ隊
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--調査方法
川の見かけを観察し、記録。(ゴミはないか。濁りはないか。においは?泡立ちは? 透明度は?川底の様子は?川淵の様子は?) |
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炎天下克明に観察を続ける近藤隊長 |
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明らかに生活廃水がこの用水路から田草川に・・ |
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用水路から生活排水と思われる水が流れ込んでいる |
なんで泡立っているんだろう・・・ |
どうしたら川がきれいになるんだろう・・参加した子供たちから自然とそんな声が聞かれた |
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--化学調査隊 |
--調査方法
@橋の上からバケツを下ろし、水をくむ。(必ず、調べようとする水で2回洗ってから行う。共洗い)
A気温、測定時水温を測る。水温によって、パックテストの測定時間が異なるので、きちんとはかる。(気温を測るときは、温度計はぬれていてはいけません)
Bアクアチェック、COD、アンモニウムイオン、リン酸イオンのパックテストの役割を決めて、測定する。(使用する器具、パックン・スポイトは3回とも洗いしてから)
C時間を計る人は、しっかり計って、時間をみんなに知らせる。
D記録用紙に記入する。同じことを2回繰り返し行う。2回の測定値が大きく異なった場合、3回目を実施。
E無職透明なペットボトルに川の水を入れて、透明度を見る。 |
--調査結果 |
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調査地点
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鴨居寺橋下流
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伏木橋
(ひうが側)
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伏木橋
(排水口)
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日休橋上流
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調査時刻
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9:12
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9:51
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10:13
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10:44
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気温 水温
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30.5℃24℃
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31℃ 24℃
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32℃ 24℃
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29℃ 22℃
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COD(mg/L)
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8.5
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10
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50
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20
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リン酸(mgPO43−/L)
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0.05
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0.4
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0.9
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0.4
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アンモニウムイオン(mgNH4+/L)
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0.3
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0.7
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0.2
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0.3
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亜硝酸性窒素(mg/L)
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0
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0
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0
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0
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硝酸性窒素(mg/L)
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1.0
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1.0
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3
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2.5
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総硬度(mg/L)
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120
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120
|
120
|
120
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総アルカリ度
(mg/L)
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60
|
80
|
60
|
80
|
pH
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6.4
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6.8
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6.4
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7.2
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○魚がいる
○背丈ほどの草がたくさん生えている。
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○くさい
○水の濁り
○川底はぬるぬるしている
○草がたくさんはえている
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○くさい
○泡立っている
○ゴミがある
○草がたくさんはえている
○川底はヘド状
○においがきつい
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○水は澄んでいる
○草がたくさんはえている
○サワガニやヤゴもいる。
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@今回はどの地点でもCODの値が高い。(特に伏木橋排水口の所・その他も全体的に高い)
Aリン酸やアンモニウムイオンもやや出ている。
B亜硝酸性窒素は0だが、硝酸性窒素は比較的高い。
C見た目でも、田草川が、あまりきれいでないことが見て取れた。伏木橋のところは水の臭いもどぶ川に近いようであったし、泡立ちや、まわりのゴミなど、この川には、近づきたくないと思うような感じだった。日休橋の付近では、見た目はきれいで、子ども達も歓声を上げて水に入っていた。しかし、実はまわりの家から、直に生活廃水が流れ込む塩ビのパイプが伸びており,時々そこから水が流れ込んでいるのを見るのはチョット辛かった。このことがCODの検査の結果にも現れていたように思う。また、田草川が、下流に向かって流れていく間に、このような生活廃水が何箇所も流入し、その結果が伏木橋付近のような川になるのだろうと思う。
子ども達が、安心して遊べる川にするのは、どうしたらいい?行政も,住民も,一緒に考えなければならないのではないだろうか。
また、草を刈らないということもあるだろうが、川辺の植物が大きく成長し、背丈をはるかに越えるほどで、草刈り隊がいなければ、とても水辺に降りられる状態ではなかった。これは、硝酸性窒素の値が比較的高いことから、川の富栄養化とも関連あるのではないかとも思われる。峡東地域は、果樹の生産のため、肥料を畑に撒き,それが影響していることは以前から言われていることだが、このことも、考えることの一つではないか。
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--さかな隊 |
--調査方法
@網を持って川の中に入り、草の生えている下など、魚が隠れているところから魚を追い出し網の中に入れてとる。
A捕った魚を水槽に入れ、図鑑で種類を決めて、その数を調査用紙に記入する。
*川の中を歩き回ると、水生昆虫が驚いて逃げてしまうので、むし虫隊が石を採取するのを待ってから、おもむろに水に入る。下流から上流に向かって魚をとって進む。 |
--調査結果 |
地点 | 魚の種類(個体数) | その他の生物 |
鴨居寺橋下流 | ウグイ(45)
アブラハヤ(15)
シマドジョウ(2) | |
伏木橋下流 | アブラハヤ(10) | カワニナ |
日休橋上流 | アブラハヤ(78)
ウグイ(32)
| サワガニ、カワニナ、
ミズカマキリ、サナエトンボのヤゴ |
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●アブラハヤ (「やまなしの魚」やまなし淡水魚研究会編より引用)
Phoxinus lagowski steindachneri
コイ科
全長 13p
形態 ウグイに似ているが、体側中央に黒い帯が縦に目立つ。ウロコが小さく、体表がヌルヌルしているため、アブラハヤという名前がついた。成熟した雌は吻がへら状にとがっている。県内では「アブラッパヤ」「マグソッパヤ」とも言われる。
分布 日本では、青森県から岡山県にかけて分布し、県内では、河川の上・中流域に生息する。川では主に底層で生活し、雑食性で水生昆虫や流下物、付着藻類をえさとしている。この魚は、煮ても焼いてもうまくない。
●ウグイ Leuciscus hakonensis
コイ科
全長 30p
形態 通常は灰色がかった銀色であるが、産卵期には頭部から背面にかけて、追星と呼ばれる白い点が現れ、体側は婚姻色の赤と黒の縦縞が鮮やかに出る。特に腹部が赤くなるのでアカッパラの別名がある。山梨ではヤマコと呼んだ方がなじみが深い。
分布 4〜7月にかけ、増水で川底の石が洗われた浅瀬に、数100〜数1000尾の大群で集まり産卵する。
●シマドジョウ Cobitis biwae
ドジョウ科
全長 6〜8p
形態 6本のひげを持ち、体色は肌色、体側には、円形又は楕円形の黒色斑紋がある。
分布 日本固有種で北海道・九州・沖縄を除く日本全国に分布する。県内でも、中流域を中心に幅広く分布し、砂底か砂礫底に生息し、砂中にもぐることもよくある。底生生物やデトタリス(生物の死骸、分解物、微生物の総称)を餌としている。産卵期は5〜6月ごろ。
地方によって体の斑紋が異なり、美しいものは観賞用とされることもある。
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--むし虫隊 |
@川に入り、地点を決めて、下流側に網をおいて25センチ四方にある石ころをすべて網に入れる。川底をかきまぜ、流れてくる虫をすべて網の中にゲットする。
A岸に上がり網の中にあるものをすべて白いバットの中にあける。
B石をよく見ながらピンセットでその表面にいる虫を捕まえて、水を少し入れた白いバットの中に入れる。
C指標生物の写真と見比べながら、虫の種類を判断し、個体数を数え、記録用紙に記入する。
D記録用紙に記入した結果をまとめ、水質階級を判定する。
E採取した石や虫は、川に戻す。 |
調 査 地 点
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鴨居寺橋下流
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伏木橋下流
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日休橋上流
|
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年 月 日
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04年8月21日
|
04年8月21日
|
04年8月21日
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時 刻
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AM9:10
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AM9:51
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AM10:44
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天 候
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晴
|
晴
|
晴
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水 温(℃)
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24 ℃
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24 ℃
|
22℃
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川 幅(m)
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4m
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5m
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3m
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生物を採取した場所
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左岸・川の中央
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中央
|
中央
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生物採取場所の水深(p)
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30p
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20p
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35p
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川底の状態
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小石
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小石・ぬめりあり
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小石
|
水のにごり、におい、他
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○水に濁りあり
○アブラハヤ
川岸は背丈まで草
|
○くさい。きたない。泡立ち
○カワニナ・アブラハヤ |
○水が澄んでいる
○カワニナ・サワガニ、ヤゴ
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水質階級
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指標生物
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出現した指標生物の数(出現した生物の欄に○印を、
最も数が多かったものに●印をつける)
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T
きれいな水
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1.ウズムシ類
|
|
|
|
2.サワガニ
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|
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6 ●
|
3.ブユ類
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|
|
|
4.カワゲラ類
|
|
|
|
5.ナガレトビケラ・ヤマトビケラ
|
|
|
1 ○
|
6.ヒラタカゲロウ類
|
|
|
|
7.ヘビトンボ類
|
|
|
1 ○
|
U
少し汚れた水
|
1.オオシマトビケラ、コガタシマト ビケラ
|
|
|
|
2.イシマキガイ
|
|
|
|
3.カワニナ
|
|
67 ●
|
15
●
|
4.ゲンジボタル
|
|
|
|
5.ヒラタドロムシ類
|
|
|
|
6.スジエビ
|
|
|
|
7.ヤマトシジミ
|
|
|
|
V
きたない水
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1.イソコツブムシ
|
|
|
|
2.タイコウチ
|
|
|
|
3.タニシ
|
|
|
|
4.ニホンドロソコエビ
|
|
|
|
5.サホコカゲロウ類
|
|
|
|
6.ヒル類
|
6
●
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13 ○
|
1
○
|
7.ミズムシ
|
|
|
|
8.ミズカマキリ
|
|
|
1
○
|
W大変
きたない水
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1.アメリカザリガニ
|
|
|
|
14.サカマキガイ
|
|
|
|
15.セスジユスリカ
|
2 ○
|
35 ●
|
2
○
|
16.イトミミズ類
|
|
15 ○
|
1
○
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水質階級の判定
|
水質階級
|
T
|
U
|
V
|
W
|
T
|
U
|
V
|
W
|
T
|
U
|
V
|
W
|
1.出現した指標生物の種類数(○+●)
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0
|
0
|
1
|
1
|
0
|
1
|
1
|
2
|
3
|
1
|
2
|
2
|
2.最も数が多かった指標生物の種類数
(●)
|
|
|
1
|
|
|
1
|
|
1
|
1
|
1
|
|
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3.合 計(1+2)
|
0
|
0
|
2
|
1
|
0
|
2
|
1
|
3
|
4
|
2
|
2
|
2
|
判定した水質階級
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V きたない水
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W 大変きたない水
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Tきれいな水
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@全体の特徴として、魚も、水生昆虫も、種類が少ないことがいえる。理由は不明
A昨年度と比べて、雨の少ないせいで水量が少なめだった。そのためか、昨年度より水が汚い感じがした。田草川は、日頃水量が少ない川であるが、今年はさらにその傾向が強いようだ。川の水質は、水量とも関係しているので、水量が少ないということは、水質の保全により規を使わなければならないということである。
B重川との合流地点にある鴨居寺橋下流では、伏木橋に比べ水質はやや良いものの、昨年に比べて川底の様子がきれいではなかった。水生生物が本当に少なくて、驚くほどであった。
(ちなみに、や、コオニヤンマは、少しきたない水の指標生物ですが)
C伏木橋では、川底はヘドロ状の部分や、石にもぬるぬるしたコケの様なものがついて、川岸に立つだけで、水がくさいとわかるほどだった。ゴミも目立ち、どぶ川に近い感じ。
流域に人家も多く、生活排水の影響が考えられる。カワニナ(蛍のえさ)が沢山いたが、ヒルや、ユスリカ、イトミミズが多く、気持ちの悪い川底だった。
D日休では、川底の石にコケなどまったくついていず、水の濁りもなく水がきれいであることが実感できた。サワガニもたくさんいて、子どもたちも水に入るのが楽しそうだった。サナエトンボのヤゴも発見した。が、ヒルもいないわけではなく、生活排水の影響も無視できない。
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--記録隊 |
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私 |
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k-webの天野さん、足を負傷していましたが根性で記録をとってくれました |
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--人運び隊 |
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三森隊長は私と違って子供たちにも真面目に接していました |
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スナップ |
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--終わりの会 |
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川の様子しらべ隊発表 |
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むし虫隊発表 |
化学調査隊発表 |
さかな隊発表 |
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報告会 200509 |
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ビデオを見ながらの報告会を開催しました。 |
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今後の調査隊の活動についても意見交換をしました。 |
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