世界で一番フレッシュな100%ブドウジュース
誕生秘話(その1)
最初のうちはもの珍しさも手伝って地元の人の朝市への関心も高かったが4回目あたりから客足がかなり減ってしまった。

ほとんどの出店者の売り上げも上がらず、その割にはしっかりとショバ代をせびる私に「主催者ならもっとコピっと客連れて来い!」と無言のプレッシャーが・・・

「こりゃいかん」とラジオの取材を受けたりホームページを作ったり、より一層の自転車プロモーション活動を展開したりとできる限りのことは努力してみた。

しかしどうも客足が伸びない。ん?はたと気がついた。「朝市に行ってみたい、OOを買いたい」という気持ちにさせないといくら宣伝したって同じだってこと。

地元の人にとってはやはり新鮮で安全でおいくて安いもの。また町外の人には「かつぬま朝市らしいもの」「かつぬま朝市でしかないもの」朝市に来てもらうにはそういったものが必要ではないかって。

特に今回はぶどうの収穫時期とあって何かぶどうを題材に何か引き付けるものができないか・・・

考えても考えても私らの頭にはジャムなどの加工品や観光協会を敵に回すような「ぶどうをただで配る捨て身作戦」しか思い浮かばなかった。

ある日そんな悩みを地元の新田商店さんの若旦那に打ち明けた。

「それだったらブドウジュースなんてーのはどうかなあ?意外とそのままのジュースって見かけないよ」そういえばぶどう液なるものはよく見かけるがブドウジュースはスーパーで紙パックに入ってる濃縮還元ものしか見ないなあ・・・

「よしいただき!」明石やさんまのように手のひらにメモをとる真似をしながらゴキゲンで新田商店をあとにした・・・・つづく

平成15年9月
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