某道の駅ドタキャン
「え?うっそだろー??」6月朝市開催を2日後に控えて仕入先の某道の駅に最終確認の電話をいれると「天候が悪くて、うちの分が足りなくなったんで悪いんだけどまわせなくなっちゃってねー」。

耳を疑った。今月も野菜の出品が思うように見込めないためにとお願いしておいた野菜。

「えっ来ない?」それならそれで電話ぐらい・・という心の声を抑えて「ハイわかりました。仕方がないですね」と。

40にもなると人間もできてくるなあ。と自分に感心。でも電話を切った瞬間、目の前が真っ暗に。

でっどうするんだ。こんな時、頼りになるのが影のボスかつぬま朝市会副会長小澤氏。電話で事情を話すと早速仕入先探し。

最終的に、とある農家から直接買い入れることが決まりひと安心。すでに朝市の前日になっていた。

朝市当日の夜明けと共に小澤氏は愛車のブルーバードU12 4ドアセダン(63年式)で野菜の収穫へ。

小雨が降る中びしょびしょ濡れで泥のついたキャベツやカブといった野菜を愛車に満載して満面の笑顔とともに朝市会場に現れた。

しかし、そこにはもうすでに予定外に持ち込まれた多量の地元でとれたキャベツとカブなどがところ狭しと持ち込まれていて小澤氏が収穫した野菜の置き場はなくなっていた・・・。

先日小澤氏の愛車に乗せてもらったがその時の泥はいまだだ誇らしげに健在であった。


平成15年6月
もどる