野人あらわる
5月朝市の目玉にするべくタラの芽をとりに行くことになった。取りたてをということで前日(連休で仕事が休み。グッドタイミング!)に私と朝市会の坂本氏で山に入った。

水先案内人は坂本氏の友人の△氏とその製作者である。山菜のありかはナカナカ人には教えられない所を朝市会のためにこころよく引き受けてくれた。

山間を車で走り、後は徒歩で現場まで。坂を一直線に登って咳き込んでいる私を見て「山を歩いたことないのか?木のカブを目指してジグザグに登れば疲れないぞ!」なるほど。1センチ台の茶色の小石のようなものを拾って「これはうさぎのウンチ!」へえー。

直線沢沿いを登り尾根を越えると急な斜面だが木が切り出されている場所についた。少し登ると△氏は「ちょっとごめん」何を思ったかいきなりお尻を出して山に肥やしを与え始めた。うさぎと張り合う気だ。そういえば車から降りて歩いて登る支度をしていた時、△氏の製作者が「ちょっとごめん」といって車の後ろへ回り込んで道路でしゃがんでいたまでは気がついていたが。まさか。

動揺している私をみて坂本氏は「野人だから・・・」

●平成15年5月
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