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-200508朝市コラム-

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書道家志村雅芳さん



私にはとても気になることがあった。

それは今回の目玉パフォーマンスの「大きな書」それにかかるお金は誰が払うのか?ということ。

少なくとも半紙を貼り付ける台の材料代と工賃はかかっているはずだ・・・確か私ミーティングの時も朝市会にはお金がないのでギャラすらも払えないことは伝えた。

しかしことはとんとん拍子で運んでいるようでどう考えても経費は数万円はかかっているはずだ。

そして朝市当日、朝6時には会場入りした志村さんはどんどん台を組み立て始めた。こりゃ立派な台ができた。

朝市が始める頃、6つの大きな台が立ちそこには巨大な半紙が張られた。


そしていよいよパフォーマンスの時間9時半!あれれ?志村さんがいなーい。どこを見渡してもいない。どうやらパフォーマンスのあとでやる木工品販売の品物を取りに行っているらしい。

だから言ったじゃないの。志村お師匠様は更に木工教室までやろうとしていたお方なんですよ・・・。

やがて10時過ぎに戻ってきて・・
「ハアハアハア・・やりますか?そろそろ。ウエブマスターさん適当に1コーラスやったら私始めますから。それで全部書き終えたら手を上げますから」と言い残しスタンバイに入った。

私すぐさまギターを手にアンプのボリュームをあげいきなり「チャチャーラチャーラ、タララ」お馴染みのフラーズをぶちかましたら・・・・あれれ?みんなこっち見てる?そーじゃないのよ、あっちなの。主役は。と思ってもどうすることは出来ず。1コーラス弾ききった。

やがて志村さんが巨大な半紙との格闘を始めた50センチほどある大きな筆(もっと大きな筆でやるのかと思ってたけど・・・)を持って半紙の左上に向かってジャンプして最初の一筆を書き始めた。

筆が半紙にあたった瞬間に「ドーン」という音で台は揺れた。その音で気が付いた私の方を見ていたオーディアンスさんはすぐに志村さんのパフォーマンスに釘付けになった。

しばし釘付け・・・・

でも私その時、気が付いた。最初に書かれたのは「か」じゃなくって?「」えっ?「新??」?あれ?確かひらがなで「かつぬま朝市」ってお願いしたと思うんだけど・・・「新」?ってどういうこと?

悶絶モードでギターを弾きながら次の書をみると・・「」ありゃーやられた「新鮮??」残りは4文字。となると。やっぱ次は漢字の勝沼朝市だ・・・」そういえば私が書いてもらいたい字をお願いする前に志村さん「例えば『新鮮朝市』とかいいですよねえ・・・」ということで・・・その通りになっちゃいました。





そして、志村さんの過激なパフォーマンスに魅了された皆さんから大拍手!

確かにスゲーやこの人。タダもんじゃない。大書道家です。ごめんなさい。あらためて敬礼!心で。

そして・・・志村さん「あのー。体洗う水、ありますか?」
私「ないんですよ。ここ。」
志村さん「えっ?本当?」

というわけで私、志村さんをポリタンクにご招待。ごめんなさいね。予算も何も無い新鮮勝沼朝市ですから・・・。

そしてこの後、志村さんから大激白があった・・・

つづく・・・