その3

その1へ
その2へ

-200508朝市コラム-

戻る

書道家志村雅芳さん


朝市が終わったあとほのぼの勝沼のaさんから電話、「ウエブマスターさん、今、志村さんどこにいるか知ってる?志村さんに看板を注文して、3時に納めに来てくれる約束になっているんだけど・・まだいらっしゃらないのよ」時計を見ると5時に程近い。

実は私もご本人の携帯など知らないもんで・・さっそく工房になっているP.Oに電話をいれると、居ました居ました。お約束の品物が間に合わず突貫作業で進めているらしい。よくよく話を聞くと朝市会場にていくつかの注文を受けた。そしてその納期が本日午後3時ということだった。

朝市が終わるのが12時、通常片付けに1時間かかるとして昼休みをせず仮に2時間あったとしてもとても間に合う注文ではないことは素人目に見ても明らかだ。それでも3時と言ってしまう志村さん・・どこまでファンキーなんだ

そして数日後、志村さんに会った志村さんが私のところに近づいてきて・・大告白「あのー朝市で使った半紙なんですけど、特殊なものでして1枚2000円するんですよ」それがどうしたのですか?に近い顔で私志村さんに微笑むと志村さん更に「特殊な紙でして・・ちょっと高いんですよ。合計12000円かかっちゃって・・・」

特殊より何より、もともと「かつぬま朝市会にはギャラすら払うお金がありません」と言ってあるのに・・・。

さらに・・・大筆書の台をつくってくれた三井材木さんからは「そうだなあ、材料費だけで2万円は越えているよ。朝市会で払うの?」聞かれていたばかり。こりゃ工賃を入れればゆうに3万円は越える。

ということは志村さんの大筆書きのために朝市会は・・4万円以上も出費?はっきり申し上げてとてもそこまで支払える力はない。ないないない、無い袖は振れない。

なんとなーく、なんとなーく最初からこうなるんじゃないかなあーと感じていたけど現実になってしまった。そういえば朝市を始めた頃は毎回こんなことばっかだったなあ。最近なんかスムーズに行っていて面白味がなかったので、志村師匠とのこの顛末はなんか楽しんじゃっている自分がいる。

「なんでウエブマスターさん、やる前に確認しなかったの!」って言われたけど、やっぱ正直こうなるのを期待していたのかもしれない。悪い人です私。

結局、三井材木さんに支払う材料費と加工代は「木工品」と「包丁とぎ」出店料1年間サービスという寛大な措置で落ち着き、半紙代の12000円は苦しいながらも耳をそろえて志村さんにお支払いした。

これからも書道家志村師匠のファンキーな行動に注目だ。



無茶です・・・。は終わりですが、たぶん志村さんネタは続くと思います。だって私、志村さん好きですから。