逆取材シリーズ〜アグリネットさん編〜その1 

人の悪い私はメディアの取材を受けるとその逆取材を敢行してしまう悪い癖があります。。。
200609
アグリネットの○森様

申し遅れましたが・・かつぬま朝市を取材すると逆取材という特典が有無を言わせずついてきます。というわけでごめんなさいアグリネットの○森さん。やりとりを含め紹介させていただきます。


9月第34回かつぬま朝市開催10日前ウエブマスター兼会長のinboxに「かつぬま朝市を取材させていただけませんか」というメールが届いた。

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初めてメールさせていただく、○森と申します。
私は、「グリーンチャンネル・アグリネット」(スカパー388ch)という
農業専門チャンネルでテレビ番組を制作しています。

私どもの番組に、各地の朝市をめぐる『日本朝市紀行』という旅番組があり、こちらでかつぬま朝市を紹介できないかと考えております。
番組はその土地の朝市を中心としていますが、朝市の他にもその土地の郷土料理を楽しめる居酒屋さんや宿(その他)なども紹介しています。

因みに取材体制は2名で、カメラも小さなビデオカメラです。スタッフが観光客となって、その土地の楽しさをアピールするというかたちの番組です。

9/3に行われる朝市の取材、その他諸々のご相談をさせていただきたいと思っております。ご返信いただければ幸いです。
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私の返事
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メールありがとうございました。
かつぬま朝市会会長のウエブマスターです。

このたびはかつぬま朝市をお気付きいただき誠にありがとうございます。面白おかしく失敗を重ねながら続けています。

9/3朝市取材の件ですが、もちろんお受けしたいわけですが、なにぶん野原に突然現れる手づくりの朝市ですので運営者はその準備や運営などで朝市当日は自由な時間がとれないのが実状です。

出店している各店の映像をとる程度でよろしいのでしょうか?勝沼の風土と朝市の関係などにも言及されるのでしょうか?もう少しだけ詳しい内容をお聞かせいただけますでしょうか。いずれに致しましても出来る限りのご協力はさせていただくつもりです。
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○森さん
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ウエブマスター様

ありがとうございます!

かつぬま朝市の『「ここにしかないものを」を合い言葉に、住民が勝手にはじめてしまった』ところにとても惹かれています。
なぜ朝市を始めてしまったのか、などはとても気になるところですので、
ウエブマスターさんにも少しだけお時間をいただき、お話を伺えればと思っています。

あとは勝手に各お店を巡らせていただき、出店者の方々と楽しいやり取りが出来れば良いな、というかなりラフな番組です。

旅番組として朝市の後も勝沼を楽しむ、ということで幾つかご紹介いただければと思っているのが、
・ぶどう狩り(他に旬の果物があればそちらでも)
・郷土料理が味わえる居酒屋(勝沼ではワイナリーになるでしょうか?)
・地元の料理が味わえる民宿

などです。朝市に関係されている方のお店であればパーフェクトですが、そうでなくても、オススメの店であれば結構です。どちらかというと家庭的な店を探しています。

とにかく、本日○時頃携帯へ連絡させていただきます。
何卒よろしくお願い致します。

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約束の時間に電話が入った。実は過去の取材での意に反する紹介でちょっと懲りている&朝市の他にもその土地の郷土料理を楽しめる居酒屋さんや宿(その他)なども紹介したい”の旨、ここは本当の勝沼とかつぬま朝市を知ってもらいたい、ということで是が非でも打ち合わせの時間がほしかった。ところが多忙を極めている私、そして東京在住の○森さん、事前の打ち合わせは叶わず、朝市前日の土曜日に周辺の取材を観光する事になった。「紹介するだけでいい」とのことだが私も少々ガイドの術の一端を備えつつあるので「本当の今の勝沼」を見てもらいたく仕事を休み彼らに同行する意を伝えた。宿は大善寺を予約した。

仕事を休むということでかなり恐縮させてしまってごめんなさい。でもこれが私の「朝市の代表」そして「住民」としての務めだから心配はご無用。

待ち合わせ場所は朝市会場
いらしたのが○森さん(女性)とカメラマンの○見さん(男性)。「こんにちは!さっそく行きましょうか? 行きたい場所とか要望あります?」

ぶどう狩りをしたいんです、しかも一般の農家で・・・とのご希望なのでさっそく朝市でフリーペーパを作ってくれているaさん(ご両親が専業農家)に連絡をとると畑を見せてくれるという。さっそく向かうとaさんとお母さんが笑顔で迎えてくれた。無理を言って畑での収穫風景まで撮らせてもらえた。

続いて案内したのが「鳥居焼き」階段を上がり鳥居の中腹まで登山してひと休み。下界を見下ろしながら大まかな勝沼の概要を説明させていただいた。もちろん鳥居焼きの説明も。

続いて案内したのがトンネルカーブ、管理事務所にいたおじさんに説明してもらえた。私のにわか知識(といってもこのトンネルを計画した担当者はお友達だったので結構しっているつもり・・裏事情も)

「こんにゃくの木が畑でなっているのが見たい」との希望を聞いているとまさにその時、かつぬま朝市に出店してくれているこんにゃくおばちゃん○原さんから電話。用件を伺ったあと「あの〜今から伺ってもいいですか?」に快くok。実は○原さんの地下には自前のワインセラーがある。ぜひとも見たいということで突撃。

ワインセラーは夕方に見せてもらえることになり、先にこんにゃくの木が畑にある姿を見せてくれるお宅を紹介してもらった。そのお宅も朝市で野菜を出店している△森さんだ。その場で連絡をいれてくれてすぐ伺うことになった。△森さんに行くと「さっそく畑に行こう」ということになった。斜面の畑にはご主人もいらしてこんにゃくの木の画も撮らせてもらえた。△森さんのところでぶどうとお茶をごちそうになり、菱山地区の農家の話を。続いてワイナリー(有名どころ)に案内しようと思ったら「よりローカル」なところがいい、というので朝市でもお世話になっている「シャトーjun」さんに向かった。ここで賞をとった甲州とシャルドネをいただいた。とてもクリーンなワインに感動した。味もさることながらjunさんのワインはボトルやラベルもおしゃれでさすがアパレルメーカーだなあ。

つづく